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【書評】芸人、土田晃之が語る「納得させる話力」

「しゃべり下手が治したい!!」 
 
monkey01です。
本屋で以下の本を衝動買いしてしまいました。

 

 

納得させる話力 (双葉文庫)

納得させる話力 (双葉文庫)

 

 ひな壇では必ず強い存在感を示し、MCから絶大な信頼を得る土田晃之。ポジション取りの巧さに加え、趣味の知識、トーク技術、プレゼン能力の高さなど、土田氏の武器はそのままビジネスマンが身につけたい要素ばかりだ。しかし、土田氏はすべて「見せる技術」だという。果たして、『分かってるな』と思われるテクニックは? プレゼンにおいて大事なものは? トークのプロである芸人が「話し方」について説いた必携ビジネス書!

 本書は、Q&A方式で交渉術やコミュニケーション術などが語られます。

実際の体験談を交えつつ、語られる回答は非常にわかりやすく、説得力がありました。

最終章では実例が記載されており、筆者が実際どのようなテクニックを駆使してエピソードトークを語っているのかが分かります。

 

本書から得られた知見は以下の4つ。

 

 

人前で話すときは、大声でゆっくりしゃべること。

以前から緊張によるアタフタを防げるよう、ゆっくり話すことは意識していましたが、大声で話すことも大事なようです。大声で話すと「あいつ、堂々としてるな!」と相手が思ってくれます。筆者によるとイメージはオードリーの春日さん。確かに一挙一動がゆっくりで、言葉もハキハキ大きな声で話していますよね。
 

ざっくり大枠を話した上で、余分な説明をばっさり削ることで説明上手になる。

自分が今から話そうとする中で、何が大事で何が不要かを意識することが重要です。不要な部分は結構ばっさり切ってもいいとのこと。話の構成としては、起承転結のように順を追って語るよりはむしろ、(例えばなしを用いるなどして)物語の主題を語った後に、細かいエピソードを付け足していきます。
イメージは紙芝居。抑揚とメリハリをつけて話のテンポをよくし、相手を引き込むように語れれば、説明上手になります。
 

変に知ったかぶりをするからナメられる。

分かないことは分からないとはっきり言える勇気。「ここでは負けるけど自分には~の点では勝ってるぞ」という部分があればいい。すべての点で他人に勝つ必要はないんです
 

自分と合わない人なんて山ほどいる

「世の中には自分と合わない人がいる」ことはよく聞きますが、”山ほど”と筆者は語ります。
これって結構大事で、自分と合わない人がたくさんいるということが予めわかれば、1人嫌な人に会ったところで「あぁ大勢いる中の一人に出会った」くらいにしか感じなくなります。逆にどれくらいいるか分からないままだと、一人二人会っていくたびに「合わない人が多すぎないか、自分」と不安になってきます。
プライベートの人間関係であれば、無理に近づかなくてもいいでしょうが、仕事上であれば仕事遂行に限って関わりをもてばいい、苦手な人とは必要以上に付き合わなくてよい、と本書では記されています。