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ひろゆき氏「論破力」で論破力を身につけたい

monkye01です。

 

2ちゃんねる創始者で有名な、ひろゆき氏による新著「論破力」を読みました。

常々自分の反論力の弱さを感じており、本書で少しでもパワーアップできるといいなと期待を込めて買いました。

 

論破力 (朝日新書)

論破力 (朝日新書)

 

 

まず冒頭で述べられたのは「自分の意見を言わずに事実を言う」ということ。そこには感情は入りません。事実に反論することは難しいから、というのが著者による考えです。

 

自分は、反論するときに心のどこかで「なんとなく~したほうがいい」と考え、主観的な意見に陥りがちです。数字や実際の状況を主軸にした意見の方が、反論しづらいのは納得でした。

 

とはいえ100%事実ばかりでもないでしょうから、あいまいなところについては、「絶対」という言葉は使わずに「けっこうな確率で」「多くの場合」などで濁すこともコツのようです。

 

人間関係でいえば、おそらく多くの人が「人に嫌われたくない」という感情を持っていると思います。しかし著者はそれが無いようです。というのも、そもそも彼は人間に期待しておらず、他人全員が自分を好きになるわけでも嫌いになるわけでもないだろうし、好かれようと期待するから、それが裏切られたときに落ち込むのだと述べています。

 

「他人に期待しない」は時々自己啓発本でも書かれていますが、忘れがちですよね。自分も人間関係で嫌なことがあった時に、「期待しない期待しない・・・」と念じたことがありますが(笑)、心の底から思うのには時間が必要なようです。

 

本著ではやっかいな相手への具体的な対応例なども記載されており、実用性も高いです。ひろゆき氏のキラーフレーズなるものもあり、個人的には「~ってどういう意味ですか?」はぜひとも使ってみたいです。相手がどれだけ前提知識を理解してるのか、揚げ足取りといえばそうだが、相手の意見のポイントポイントで上記フレーズを使って、相手の弱いところを見つけたいですね。ちなみにこのフレーズは売り込みセールスなどにも効果的とのことでした。

 

とはいえ、人からなんやかんや言われた後になって、ああいえば良かったなんて思うこと、ありますよね。自分はよ~くあります!!

そんな時に著者は(基本的にその場で反論するので後悔すること自体無いと踏まえつつ)「こういうパターンで来るなら、次はこうやった方がうまくいくな」と新しいパターンモデルを考えるのだそうです。後悔というネガティブで終わらせるのではなく、改善というポジティブに持っていくのですね。

 

総じて、著者の個性が感じられる本でした。とはいえ自分のような一般人にも実行できそうなHowtoもあり、自己啓発本として活用できそうです。

2~3時間あれば読み切れると思うので、ぜひとも気になった方は手にとって見てください。