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【書評】『「すぐやる人」と「やれない人」の習慣』で印象的だった10か所

あけましておめでとうございます。
 
monkey01です。
今年もよろしくお願いします。
 
新年早々、本屋に家族で出かけ、以下の本を買いました。
 

 

 

「すぐやる人」と「やれない人」の習慣 (アスカビジネス)

「すぐやる人」と「やれない人」の習慣 (アスカビジネス)

 

 

すぐ行動に移せる人は、意志の強さなど、気にしない!
自分を動かす仕組みをいかに持つかを考えています!

「難しく考えてしまい、結局動けない」
「Aで行くか、Bで行くか悩んでしまう」
「やらないといけないのに、気が乗らない」などなど、優柔不断やなまけ心に悩まされ、行動に移せない自分を責めていませんか?
本書は、そういう想いをとっぱらい、いざという時に行動できる自分になるための本です。
心理学的見地と経験をもとに、著者が実際に大事にされている習慣を紹介しています。
できない人と対比することにより、「自分はこの傾向があるから気をつけよう」と喚起を促すことができます!

 
あれしたいこれしたいと、日ごろから悶々としながらも何一つ行動できていない自分にムチを打つべく、行動力を上げる50ものコツが列挙された本書に興味がありました。
心理学的な点からも説得力があり、今回はその中で特に印象に残ったもの(10コ)をメモしました。各見出し文頭の数字は、本書の項目番号です。
なお自分の考えもミックスしているところがあるので、正確に把握したい、学びたい方は本書をご購入ください。遅読な自分でも2時間あれば読み終えられます。
 
 

 

 4.すぐやる人は、明日になるとモチベーションが落ちることを知っている!

 
筆者によると、「やりたい!」と思った瞬間がモチベーションの鮮度のピークとのこと。すぐに行動できない人は、明日も高いモチベーションを維持できると勘違いしやすい。
これは自分の経験上、納得できる部分です。「筋トレ始めようかなー。本は今日買ったから明日から始めよう」と言っても結局やらないとか。たくさんそうした事例があります。
小さなことでも今すぐやることで、モチベーションは高められます。これは心理学的にも説明されていて「ツァイガルニック効果」と呼ばれており、「人間は達成できなかった物事や、中断・停滞している物事に対して、より強い記憶や印象を持つ」のだそうです。つまり小さな一歩をやり残しとけば、翌日以降も強い記憶として残るので、達成したい気持ちが維持されます。
 
 

11.すぐやる人は、自分を磨くための予定を入れている!

 
時間は有限。その中でしっかりと自分の予定を明確にしないと、ズルズルと時間を浪費してしまいます。
具体的にスケジュール帳に書き込むでもいいし、何らかの言語化はしたほうがいいですね。
計画通りにいかなくても、その原因を探り、フィードバックすることも大事です。その結果、時間を効率的に確保し使うことができます。
何を予定に入れるかについては、筆者は例として「自分を磨くためのインプット」を確保することを挙げています。自分だったらジムへ行く、読書をするくらいかな。こうしてみると思ったより断然少ない。家族と過ごす時間もあるのでなかなか確保できませんが、定期的にインプットの時間や質を見直してみたいです。
 
 

15.すぐやる人は、まわりの批判を成長の糧にしている!
21.すぐやる人は、アドバイスを受け入れ、まずは素直にやってみる!

 
筆者いわく「伸びる人はアドバイスしたら、すぐに試します。とにかく素直にやってみる」のだそうです。そのアドバイスがうまくいってもいかなくても、アドバイスした側からすると、素直に実行する人と捉え、今後も助けてもらいやすくなります。人から好かれることにもつながるのです。
私も時々上司から「こうしたほうがいい」と言われることがあり、一度受け入れた後自分なりに考えて「やっぱり自分のやり方でやろう」と判断するときもあります。その時、上司のアドバイスを受け入れること=自分の最終判断とするかどうかを考えてしまい、「"試し"てみるか」という発想がありませんでした。自分の最終判断としなくてもいいから、まずは"試し"てみる、その考えは今後持ってみたいと思います。
 
また他人からはアドバイス以外にも批判がくることもあります。
何かしら新しいことをやろうとすれば、周囲から批判されるのは当然のことです。
周りがどうではなく、自分はどうなのかを自問自答してみること。
本書ではアメリカ建築家・芸術家のマヤ・リンの名言を引用しています。
『To fly we have to have resistance. (飛ぶためには抵抗がなければならない)』
抵抗があるからこそ、新たな視点が見つかったり、自分の意志の強さを再確認できるのです
 
 

18.すぐやる人は、前向きな質問で状況を好転させる!

 
自分は議論が苦手です。特に上司らと今後の計画について話すときも、「これくらいも分からないのか」と思われるのが嫌で、分からないことも質問できず、話に入っていけないこともしばしば。
議論に入っていくことは、質問をする、それに答える、このいずれかだと思います(国会中継なんかはそう)。質問する力というのは自分にとって欠落している能力です。
 
すぐに行動ができる人は、決まっていい質問をしており、そのいい質問とは「自分にできることは何かということだけに、意識を向けた質問」とのこと。
「なぜ~なのか」ではなく、「どうしたら~できるのか」というように、自分の視点で質問することが大事なんですね。
 
 

24.すぐやる人は、集中力を高める儀式を持っている!

 
サザエさん症候群。日曜日の夕方は本当に恐ろしく、まさか自分がこれに罹るとは思っていませんでした。サザエさんというよりは、バンキシャ!!症候群と言ってもいい。福澤・夏目アナを日曜に見ると「明日から仕事かぁ」と憂鬱になります。
 
筆者によれば、これは番組を見て、ネガティブな感情を誘発してしまうためだそうです。
逆に言えば、何かしらの儀式をして、「よし!がんばるぞ!!」と行動のスイッチを押せるような仕組みがつくれれば良いのです。例えば試験前の栄養ドリンクなどなど。
自分が考えたのは、(時々やってますが)出勤前の音楽。サザンやサンボマスター、高橋優あたりのアップテンポな曲を聴きながら体を動かしてます。あとは仕事中にできるような儀式もこれから考えたいですね。行動のスイッチが必要なのは主に職場なので。
 
 

25.すぐやる人は、潮を読むために、直感力を鍛えている!

 
いつも適切な対応をとる上司がいます。日ごろから「すごいな」と思うことばかりです。
うまく意思決定できる原因として、一つには直感力があるのかなと思います。
どのタイミングですべきか、どの選択肢を選ぶかなどを考え、判断できるためにはどうすればいいのか。
筆者によると、直感力を鍛えるためには以下の2つがあるそうです。
①経験をたくさん積むこと
 チャレンジをたくさんすれば、いざというときにカラダが自然と反応する。
②右脳を鍛えること
 特に小説や物語を楽しむことは想像力を必要とするため、右脳を刺激する。
 
特に②は、あまり小説を読む機会がないので、自分のためにも子供と絵本を読み聞かせることから始めたいと思います。
 
 

27.すぐやる人は、とにかく自信を持ってみることの大切さを知っている!
42.すぐやる人は、最初に「いい型」を習得することに力を注ぐ!

 
行動経済学では、新しいものにチャレンジせず現状維持したいという心理状態を「現状維持バイアス」と呼び、それに拍車をかけるのが"自信の欠如"です。
行動力がある人は、「自信があれば、実績はあとからついてくる」「やるから自信がつく」と考えます。だからまずは自信があるようにふるまうこと。それによってストレスも軽減されます。
 
ではどうふるまえばいいか、というと誰かをまねすること。
表面上の行動だけではなく、質問などを通じて考え方もコピーします。
自分が取り入れたいものを、まずは素直に、徹底的に模倣することです
 
 

28.すぐやる人は、前向きな言葉を発したり、使っている!

 
あなたの周りにいませんか、ネガティブなことばっかり言っている人。人の悪口や「だって~」「どうせ~」「でも~」ばっかり。自分も使う時がありますが、そうした後ろ向きな言葉を使っていると、自身の行動力にも影響が出てきます。
そこで筆者は、「でも」を「だから」に変えてみることを推奨しています。
例えば
「楽しそう。でも、今は時間がない」→「~。だから、時間を作ってみよう」
「やってみたい。でも、自分にはできないよ」→「~。だから、詳しい人に聞いてみよう」
 
 

39.すぐやる人は、物理的に「繋がらない」状態を作っている!

 
スマホをやめたい。けれども手放せない。ほぼ100%と言ってもいいくらいに緊急の電話が来ないのに、それを気にしてずっとスマホを視界に入れてしまう。そんな人、少なくないと思います。そうしているとなぜだろう、行動する気が起きず、アプリゲームやネットサーフィンをしがちです。そんな症状をノモフォビア(No+Mobile+Phonia)というそうです。
 
すぐやれる人は、ルールを作りオンラインとオフラインのメリハリをつけているそうです。
例えば、スマホ機内モードにして机の中など視界の外においてしまうなど、物理的に自分から隔離することが効果的。
 
 

41.すぐやる人は、素早くやらないことを決め、それを守っている!

 
TODOリストに代表されるように、自己啓発書の多くでは、自分のルールを決めたり、やることリストを作ることを進めています。本書では、それだけでなく、逆に「やらないこと」も決めることを勧めています。
例えば筆者は以下のような「やらないこと」を設定しています。
・ラッシュ時の電車には乗らない
・24時以降に寝ない
・他人の陰口を言わない ほか
こうしたやらない基準を設けることが「断る力」となり、他者からの過大な干渉・依頼を防ぎ、自分の時間を確保することができます。その時間で、自分がやりたいことができるのです。