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「研修めんどくさい」?そんなの考え一つで大きく変わるよ

monkey01です。
 
自分が勤める会社にはいくつか研修があり、その立場・役職で求められる能力を育成しています。今の職場が抱える問題を洗い出し、グループで議論し、解決策を考える、といったように、結構長時間行う場合が多いので、面倒に感じる人が多いのが現状です。

ましてや研修の最後には、研修中に得た気づきなどを、今後の職場で生かしてください、と言われますが、実際にきちんと生かしている人は少ないと思います。

そうなると、研修なんて果たして効果があるのか、と疑問が生じます。OJT(On the Job Training)のように、実際の業務に時間を費やした方が、有益ではないのだろうか、と。そうした意見がある中で、研修を受ける意味とは何でしょうか。
 

 

研修とは過去を振り返るためのチェックポイント

結論から言えば、研修とは、その時期に自分が考えていることを記録し、いつか道に迷ったときに振りかえるためにあるもの、だと自分は考えています。
 
長い人生、これからどう働いていけばいいか悩むこともあります。どんな自分になりたいのか。理想像が描けない状態に陥ること、それは年齢に関係なく、いつでも訪れると思います。そんな時に、過去の自分はどんなことを考えていたのかを振り返るきっかけとなるのが、過去の研修です。
 
分かりやすくいうと、人生という長い道のりの中で何度も分岐点に遭遇し、その時々に研修というチェックポイントをつくるイメージです。分岐点を何度も選択していくうちに、いつしか自分の在り方に迷った時に、チェックポイントを見返すことで、過去に通った分岐点に戻ることができる、ということです。
 
 
 
最近、自分は何がしたいのか、このまま同じ職場で働き続けていいのか、という悩みがあります。
 
そんな中、先日、自分が昔うけた研修(討議型)のメモを見ました。
そこには「交渉力がなく、他の人の仕事を押し付けられる」という悩みが書いてあり、その対策としていくつかメモしてありました。昔こんなこと書いてたんだなと、全く記憶がなく、とても新鮮な気持ちで読みました。苦笑いしつつも、今後の参考になりました。
 

研修中・研修後にやるべきこと

上記に考えれば、研修も有益なものとなるはずです。
とはいえ、気をつける点もあります。
以前受けた研修を有益なものとするために自分が意識しているのは、「とにかくメモする」「参加後も捨てない」ことです。
 
研修形態は大きく、登壇者の話を聞く聴講型と、グループディスカッションする討議型とありますが、いずれも過去の振り返りに役立ちます。
 
まず聴講型の場合、ただ聞くだけでなくメモをとりながら自分の考えを記録することが大切です。単に配布資料にマルをつけたり線を引くだけでは、あまり頭に知識が入らないという方も多いのではないでしょうか。話を聞いたうえで、自分なりの反論や補足をメモしましょう。それが例えつまらないものでも構いません。とにかく書く、書く、書く。
 
討議型の場合は、自分の考えを述べなくてはいけません。何らかのテーマが提示されて、それに対し、一人ひとり意見を出していくスタイルですからね。そこでは、おのずと他人の意見をメモしつつ、自分の考えを整理していくことが求められるでしょう。その点、聴講型よりもやりやすいのかもしれません。
 

最後に

研修も受け方によっては有意義なものとなります。
後で振り返ってみて「参加して良かった」と思うこともしばしばです。
 
上記のように、その都度チェックポイントをつくっておくことで、採用1年目にはこんなことを考えていたのか、5年目にはそんなことに悩んでいたのか、など毎回違った悩みや課題に直面していたことが分かるようになります。
 
「今、自分は何をすべきか方向を見失っているところがある。」
 
そんな時に、過去の研修でのメモや行動指針を見返すと、新鮮な気持ちになれます。
途中途中で研修を受けて、のちに方向を見失ったときに、過去の自分のところまで戻ることも決して悪くないと思いませんか。
 
研修を1年間に何度も受ける機会はないでしょうが、参加することになれば、積極的に受講することをオススメします。